ANYTHING FUN

困りごと解決や植物育成の話、買ってよかった物を紹介しています☺

【大切なブーツをメンテナンス】スウェード゙・ヌバックブーツの手入れ方法はこちら✨

f:id:star_less:20200419215736j:image

こんにちは。
今日は日頃大事に履いている『HATHORN oxford boots』のメンテナンス風景を紹介させて下さい。

 

こちらが大事にしているハソーンブーツのオックスフォードです。表面がスウェードと言うかヌバック素材のブーツです。標準的な形でいろんなコーデに合わせやすいタイプのブーツなので一足持っておくと非常に便利でもあります。

f:id:star_less:20200423231128j:image

 

このハソーンはホワイツブーツのセカンドラインで価格が大体ホワイツの1/2くらい。私はホワイツのセミドレスを履いてみたいと思っていたんですが価格が10万円近くするためこのハソーンを購入した次第です。

 

 

ですがモノはいいです。作りもしっかりしているので自分は十分満足していて、もう10年履き続けています。

内側に職人が書いた白いチョークの痕が見えたりして、手作り感があって良いんですよね

 

 

 

ヌバックブーツの手入れ方法を順に紹介します

1. 全体の汚れ具合を把握する

ヌバック素材のブーツなのでシーズン中も何回か手入れしたり栄養剤のスプレーを噴いたりしていましたが履いていると所々色あせてきています。
f:id:star_less:20200419220138j:imagef:id:star_less:20200419220441j:image

 

「 今年はあまり履かなかったんですが結構くたびれてんなぁ。。」


f:id:star_less:20200419220942j:image

f:id:star_less:20200419220937j:image

 

さてここで手入れ前の全体像を把握しておきますね。メンテナンスの効果を知るためにも大事な作業なんですよね☝


f:id:star_less:20200419222233j:image

f:id:star_less:20200419222237j:image

 

2.全体をブラッシング

ではさっそくやっていきましょう。道具も少しずつ揃えました。そんなに高価でもなくいろんな種類のものがあるので選ぶのもまた楽しいんですけどね。

f:id:star_less:20200423230959j:image

 

ホワイトブラシで全体に付着した埃やゴミを落とします。最初は大き目のブラシで全体を擦ります。何事も最初が肝心。しっかりと汚れを落としましょう。後から塗るクリームやスプレーの効果を最大限に活かすためにもしっかりと!!

f:id:star_less:20200419222904j:image

 

ヌバックなので寝ている毛を起こして内側のゴミも掻き出すイメージでやるのがポイント☝

f:id:star_less:20200419222854j:image

 

3.消しゴムで頑固な汚れを落とす

これは消しゴムタイプのイレーサーでブラッシングでは落ちない頑固な汚れをスポット的に落とす用として使います。


f:id:star_less:20200419225026j:image

f:id:star_less:20200419225022j:image

 

大きい消しゴムの様な形をしていて軽いです。

f:id:star_less:20200419224137j:image

 

黒くなっている汚れを消しゴムのように擦って落とす。いろんな道具があるもんですね。
f:id:star_less:20200419224142j:image

 

4.発砲ゴムに汚れを絡て落とす

スウェードやヌバックは毛足が短くて汚れが落ちにくいです。なので消しゴムの後はこの発砲ゴムで汚れを絡み取るように落としていきます。


f:id:star_less:20200423231711j:image

f:id:star_less:20200423231754j:image

 

スウェードやヌバックの表面に当てやすい柔らかくて軽い素材で出来ています。

f:id:star_less:20200423234134j:image

 

このときも毛を逆毛立てる感じで汚れがある部分を擦っていきます。

f:id:star_less:20200423232625j:image

 

5.ワイヤーブラシ で全体を起毛させる


f:id:star_less:20200423232807j:image

f:id:star_less:20200423232811j:image

ここで一旦ワイヤーブラシを使って全体を起毛させます。真ん中に固いワイヤーが入っているブラシですが靴の表面に傷が付いたり毛が抜けたりといった心配はありません。持ちやすい形になっているので適度に力を入れやすいです。ブーツのデッキ(ソールと革の繋ぎ目部分)など隙間を起毛させるのに適しています。

 


f:id:star_less:20200424172541j:image

f:id:star_less:20200424172537j:image

シャリシャリして気持ちいいですね。寝ていた毛がよみがえってきました。

 

6.色あせた部分を補色する


f:id:star_less:20200424210753j:image

f:id:star_less:20200424210748j:image

次にウォーリースエードカラーフレッシュリキッドを色あせたところに塗り補色していきます。この補色剤は着色と同時に革に栄養も与えてくれるんです。


f:id:star_less:20200424210817j:image

先端はこんな感じにスポンジが付いていて、押すと着色剤がにじみ出てきます。


f:id:star_less:20200424211235j:image

このスポンジをポンポン押し付けて色あせたかかとやつま先を補色していきます。


f:id:star_less:20200424210924j:image

半分塗って比べてみると補色されているのがよく分かります。


f:id:star_less:20200424211224j:image

つま先にも塗る。スゥエードやヌバックは何かに当たって擦れるとすぐに色落ちてしまうのでかかとやつま先は色あせが激しいですね。


f:id:star_less:20200424211228j:image
これで補色完了!!

 

 

7.仕上げのブラシで色をなじませる

着色まできたら仕上げのブラッシングしていきます。このとき使うブラシは最初につかった埃落としのモノとは違う綺麗なブラシを使います。せっかく汚れを落としたのにまた埃が付着してしまったらイヤですからね。

f:id:star_less:20200424213415j:image

全体に色を馴染ませるイメージでやるといいと思います。
f:id:star_less:20200424213411j:image

 

 

8.最後に防水&栄養剤をスプレー

仕上げの防水スプレーで全体をコーティングしていきます。スウェードやヌバックは水に弱いですからしっかりとスプレーして補強しましょう。このスプレーは栄養剤の効果もあるので全体にまんべんなく掛かるように振ります。

f:id:star_less:20200424214557j:image

 

私は内側の革にも栄養が行くように外側・内側の全体に振るようにしています。内側には意外と意識が向きにくいと思うのでこういうスプレーを使ってメンテしていくのが簡単でいいと思います。

f:id:star_less:20200424214552j:image

 

メンテナンス完了

はい完了!!つま先もバッチリ仕上がってます。

f:id:star_less:20200424214544j:image

 

かかともいい感じですね。白っぽく色落ちしてた所が綺麗に補色されました。

f:id:star_less:20200424214605j:image

 

ブーツは手を掛けると目に見えて綺麗になるので非常にやりがいがあります。何年も掛けて経年変化を楽しむ大人の趣味と言えるでしょう✌

f:id:star_less:20200424214548j:image
f:id:star_less:20200424214601j:image

 

ブーツメンテナンスのまとめ

やっぱり革ものの手入れは楽しいですね。手入れしている間は無心で打ち込んでいる感じです。今度はすり減ってきたソールの張り替えでもしてみようかなー。
※写真を撮るのに夢中になってしまって紐を外すのをすっかり忘れて手入れしてしまっていました💦

 

他にもブーツのメンテナンスに関する過去記事がありますのでこちらをどうぞ👇👇