皆さまこんにちは。
この前中古のブーツを買ったので今日はそれをじっくりクリーニング&メンテナンスしていきたいと思います。
- 現状確認
- アウトソールのクリーニング
- アウトソール側面のクリーニング
- インソールのクリーニング
- 全体をブラッシング
- 色あせ部分を補色
- タン(ベロ)部分は汚れ落としのローションで
- 再度全体をブラッシング
- 仕上げの栄養・防水スプレー
- 仕上げのブラッシング
- 完成!!メンテ&クリーニング終了!!
- まとめ
現状確認
現状の状態を見て行きましょう。
程度は非常にいいです。価格が19630円だったのでそれなりだとは思いますがVIBERGは定価がお高めなので中古でも良い買い物ができたと思っています。


正面のアップはこんな感じ。つま先は色あせも少なくいい状態。それと革の紐が1本付属してきたのでこれにもオイルを塗っていつでも使えるようにメンテしていきたいと思います。


タンに多少の擦れがありますね。インソールは綺麗なモンですが、踵の当たる部分が擦れて色落ちしています、ちょっと見えずらいかも知れないですが3枚目画像の真ん中ら辺。



アウトソールはしっかり汚れちゃってますね。まぁ汚れの落とし甲斐があるってもんですよ。後は、踵とつま先の所がすり減ってます。時間があればここの部分も補修剤とかで盛っていきたいですが、まずはクリーニングしましょうっと。


メンテナンス前に全体を。後でビフォー&アフターで違いが分かる画像を撮っておきます。



アウトソールのクリーニング
では早速クリーニングしていきます。ソール全体はクレンザーを使って汚れを落としていきます。Youtubeにいろいろ解説動画載ってますんで良かったら参考になさって見て下さい。私の動画じゃないのでリンクは貼らないでおきます。
これ位は全然余裕で落とせます。



『ジフ』台所とかによくある奴です。200円位で買えます。
これをウエスに付けて
磨いていきます。丸く円を描くようにゆっくりと、段々円を大きく。
溝がある所は爪を入れて溝に沿った落とし方をします。
ざっくりですがソール全体の汚れ落としは一旦終了です。だいぶ白くなったと思います。
一応クリーニング前と後を比べてみましょう。結構いい感じですね。でもまだまだ出来る。やれば出来る子なんやぁ~w(自分で言うなや)。
仕上げに『激落ちくん』を使う
最後の仕上げにこれいいですよ。ホームセンターとかでよく売ってる奴。水を含ませるだけで汚れが落ちるドイツ生まれの新素材(パッケージに書いてるままやんけ)。
1ブロック取って水を含ませ、汚れを落としたい所をこれで擦るんです。
少し泡が出てきましたがこれがきっと効くんでしょう。柔らかいスポンジの様な素材なので溝にもしっかりアプローチできます。
片方終わり。残りの泡を拭いたところですが、これ位汚れが落ちればいいんじゃないですかね。
改めてクリーニング前のと比較してして見ましょう。綺麗✨きれい✨
UPで見てもやはり綺麗☝✨
両方並べて完成!!ここまで出来れば自分は満足ですたい!!
アウトソール側面のクリーニング
側面は目に付く部分なのでより綺麗に汚れを落としていきます。まず定番の紙ヤスリを使ってみます。#400の粗目の奴を試してみますね(ヤスリは数字が大きくなるほど目が細かくなっていきます)。
まず使いやすいようにハサミで小さく切ります。
そして擦る。ヤスリは400、600、1000を用意していたんですが感触はイマイチですね。強く擦れば白いところが出て来て綺麗に見えるかも知れませんがブーツへのダメージが気になります。ソールは柔らかい部分で一番消耗する所なのであまりゴシゴシしない方がいいかも。
一旦ヤスリはこの辺で止めておきましょう。写真撮って確認しながら作業するとヤスリはあまり使わない方がいいのではないか?と考えさせられます。。
ネイル落としで簡単に汚れが落ちる
ダイソーで売ってるネイル落とし。いわゆる溶剤の部類に入るモノなんですがこれがブーツの汚れを落とすのに非常に便利なんです。Youtubeでも使っている人がいて自分はそれを参考にさせてもらったんですが効果てき面!!女性が使うモノなのであまりシンナー系の匂いはせず、むしろいい香りがします。
つま先の汚れが目立つ所に使ってみます。
おぉ👀綺麗になった✨。表面からカスがぽろぽろ出て来て汚れが落ちるのを実感。結局ヤスリと効果というか狙いは同じなんですが、こっちの方が力を入れずに汚れを落とせるのでブーツに掛かるストレスも低減させられるんじゃないかと思います。
なんで最初からソール全体に使わないの?と思われるかも知れませんが、やはりネイル落としは溶剤の類になるので汚れの激しい所、または面積の小さい部分に限定して使用するのがいいと思います。
インソールのクリーニング
自分の場合インソールはウェットティッシュで拭くだけです。たまに栄養剤をスプレーして乾拭きしたりしますが基本拭くだけ。


全体をブラッシング
大き目のブラシで全体をブラッシングしていきます。
スウェードなので毛並みに注意しながら中に埋もれた塵や埃を掻き出すように。下からめくるように、起毛させることを意識して。
タンの隙間も忘れずしっかり掻き出します。
こういう所もです。
ウェルト(靴本体と靴底を繋いでいる部分)もブラシの角を使ってしっかり掻き出す。
色あせ部分を補色
次にリキッドタイプの補色剤を使って部分的に色あせている所を補色していきます。


先端がスポンジになっててポンポン押し付けるように色を付けるようになっています。
つま先は色落ちし易いので入念に。
スプレータイプの補色剤もあるんですが色が飛散するためマスキングする必要が出てくるので、こういうリキッドタイプの方がスポットで塗れて扱い易いです。
はいこんな感じになりました。乾くと色が馴染んでくるので心配ないです。
タン(ベロ)部分は汚れ落としのローションで
WOLY→M.モゥブレィに商品が置き換わってるみたいですね。ネットで調べても出てこないので何で?って思ってたら日本販売終了のようです。M.モゥブレィになっても内容量も値段ほとんど変わらないので心配ないと思います。
これをクリーニングクロスに適量付けて
タンを磨いていきます。
紐で擦れる所なのでしっかり塗りましょう。伸びがいいのでそんなにクリームを付けなくても大丈夫です。
隙間も見逃さずに。自分はあまりマメな性格ではないので… こういうとこで人間性が分かりますよねw。せっかく自分に気付いたのでしっかりやろーっと。
艶が出て来ていい感じです。ヒビ割れしないよう気を付けないとですね。
擦れて色落ちしてる所をもうちょって丁寧に磨いてみます。


この辺でいいでしょう。あーいいですね。徐々に仕上がってきました。
再度全体をブラッシング
一通りメンテしてきたのでここで再び毛並みを整えていきます。冒頭で使用したブラシで全体に色を馴染ませるイメージで。汚れを落とすときも全体を整えるときもそうなんですが面積の大きい固めのブラシを使うと作業がはかどります。
毛の流れを統一して起毛させましょう。
ブラシの弾力を使って
跳ねさせましょうw シャリシャリして気持ちいいですよ。
仕上げの栄養・防水スプレー
これを全体にまんべんなくスプレーします。栄養剤にもいろいろあって使用するブーツの種類に合ったものを使用します。今回はスウェードのブーツなのでそれ用のを使います。
写真は屋内ですが使うときは外で降ります。床につくと滑るので家の中で使用するのはおすすめしません。ブーツからしっかり距離を取ってスプレーしましょう。
全体的に色が濃くなって毛色がいい✨
いい感じ☝☝ 仕上げのスプレーをするとき自分はブーツの内側にもわざとスプレーがかかるようにしています。インナーにも栄養が必要なため、ついでの作業になりますが後で内側をウエスで乾拭きして余分な脂を拭き取るようにすればOKです。
踵の外側も色が剥げやすいんですがしっかり補色されています。
付属する革紐もローションを使って汚れ落とし&栄養塗付。
ローションを含ませた布に挟んで引っ張っていきます。ローションを付け過ぎず拭き残しがないように。



仕上げのブラッシング
ブラッシングの前に紐を通していきましょう。
そして仕上げはホワイトブラシで。仕上げ専用の綺麗なブラシを用意しておくといいです。クリーニングした直後なので汚れとかはないんですが、ここでも毛並みを整えることを意識してブラッシングします。栄養や防水効果が全体に行き渡るようにしましょう。
完成!!メンテ&クリーニング終了!!
我ながらいい感じに仕上がったと思います。ソールにも白さが甦ってる☝☝
まとめ
今回はソールの汚れ落としもやってみました。自分はクレンザー、激落ちくん、ネイル落としを使いましたが、Youtubeとか見てると皆さんそれぞれ工夫されていていろんな方法を紹介しています。次回はソールの減ったところを盛る作業に挑戦出来たらいいなと思っています。それと自分はDIYもやっているので道具をまとめて入れることが出来るシューケアボックスなんかも自作していきたいと思いますので良かったら次回も見て下さいね。それではまた👋
「#買って良かった2020」