皆さまこんにちは。
この前中古のスウェードブーツを買いました。程度は良かったんですがそこはさすがにused!!白いはずのソールも薄っすら黄ばんでいます。今日はあるアイテムを使ってアウトソールを真っ白に磨いていこうと思います&後半は全体的なクリーニング風景をご紹介します。
(中古のブーツを手に入れた過去記事はこちらです↓↓)
現状はどうなっているのか?
まずは現状を把握していきましょう。
定価10万円くらいするVIBERGのブーツをusedながら19630円で買うことができました。ソールの減りも少なく、起毛が変に擦れたりしている所もない。ただ若干アウトソールの汚れが目立つかな…
正面のアップを見てみましょう。つま先は色あせも少なくいい状態。右の写真は付属の革紐です。これにもしっかりオイルを塗っていつでも使えるようにしたいと思います。
左画像のタンが多少色落ちしています。ここは紐がこすれる部分なので仕方ないかなと思います。あとでローションを付けて磨くことにします。真ん中画像のインソールは綺麗なもんですが、踵の当たる部分が擦れて色落ちしています、ちょっと見えずらいかも知れないですが3枚目画像の中央付近。
さて気になっていたアウトソールはしっかり汚れちゃってますね。でも大丈夫!!汚れの落とし甲斐があるってもんですよ。後は、踵とつま先の所がすり減ってます。時間があればここの部分も補修剤とかで盛っていきたいですが、まずはクリーニングしよーっと。
メンテナンス前の全体画像を撮っておきます。後で違いが分かるようにするために。
アウトソールのクリーニング
では早速クリーニングしていきます。改めて近くで見ると結構汚れてるなぁ。。
最初はクレンザーを使って大まかな汚れを落とすんですが、クレンザーは安く手に入るのでコスパ◎ですよ。『ジフ』台所とかによくある奴。200円位で買えます。
これをウエスに付けて
丸く円を描くようにゆっくりと磨く。最初は小さい円で段々大きく。
溝がある所はウエスの下から爪を入れて溝に沿った落とし方をします。
ざっくりですがソール全体の汚れ落としは一旦これで終了です。だいぶ白さが戻ってきたかと思います。
ここでクリーニング後と前を比べてみましょう。汚れが落ちているのが良く分かります。でもまだまだ序の口。これからいろんなアイテムを使ってソールをもっと白くしていきます。
『激落ちくん』はソールの汚れ落としにも使える!!
ホームセンターやドラッグストアでよく見かける激落ちくん。水を含ませるだけで汚れが落ちるドイツ生まれの新素材(パッケージに書いてるまんまです💦)。台所のシンクなどの汚れを落とすのに使うアイテム。これがソールの汚れを落とすのに大変な効果を発揮するんです。
1ブロック取って水を含ませ、汚れを落としたい所をこれで擦るんです。
少し泡が出てきましたがこれがきっと効くんでしょう。柔らかいスポンジの様な素材なので溝にもしっかり届いてアプローチできます。
片方終わり。出てきた泡を拭いたところですがこれ位汚れが落ちればいいんじゃないですかね。
改めてクリーニング前のと比較してして見ましょう。はい‼︎綺麗✨きれい✨
UPで見てもやはり綺麗☝✨
両方のクリーニング完了!!ここまで出来れば自分は満足です!!
ソール側面の汚れを落とす方法
側面は何気に目立つ部分なのでより綺麗に汚れを落としたい所です。まず定番の紙ヤスリを使ってみます。#400の粗目の奴を試してみますね(ヤスリは数字が大きくなるほど目が細かくなっていきます)。
まず使いやすいようにハサミで小さく切ります。
そして擦る。ヤスリは400、600、1000を用意していたんですが#400で丁度いい感じです。ただ気を付けなければいけないことがあって、強く擦れば白いところが出て来て綺麗に見えるんですがブーツへのダメージが気になります。ソールは柔らかい部分で一番消耗する所でもあるので丁寧に磨かないといけません。
100均のネイル落としで簡単にソールの汚れが落ちる
ダイソーで売ってるネイル落とし。いわゆる溶剤の部類に入るモノなんですがこれがブーツの汚れを落とすのに非常に使えます。Youtubeでも使っている人がいて自分はそれを参考にさせてもらったんですが、効果てき面!!このネイル落とし、あまりシンナー系の匂いはせずむしろいい香りがします。
これをつま先の汚れが目立つ所に使ってみます。ウエスに液を付けてちょっとの力で擦ってみると…
おぉ👀綺麗になった✨。表面からカスがぽろぽろ出て来て汚れが落ちるのを実感。結局ヤスリと同等の効果というか狙いは同じなんですが、こっちの方が力を入れずに汚れを落とせるのでブーツに掛かるストレスも低減させられるんじゃないかと思いました。
なんで最初からソール全体に使わないの?と思われるかも知れませんが、やはりネイル落としは溶剤の類になるので汚れの激しい所、または面積の小さい部分に限定して使用するのがいいと思います。
はい、以上でアウトソールの汚れ落とし完了です。完全に真っ白というわけにはいかなかったですけど、かなり白さを取り戻すことができました。元々used品のリペアなので自分としては狙い通りの白さを取り戻すことができたと思います。
ブーツ全体のクリーニング
さてアウトソールのクリーニングが終わりました。今度はブーツの中や全体を清掃していきたいと思います。
自分の場合インソールはウェットティッシュで拭くだけです。たまに栄養剤をスプレーして乾拭きしたりもしますが基本拭くだけ。
全体をブラッシング
大き目のブラシを使って全体をブラッシングし、ブーツの表面に付いている汚れや埃を落としていきます。
スウェードなので毛並みに注意しながら中に埋もれた塵や埃を掻き出すように。下からめくるように起毛させることを意識して。ブラシの毛を逆毛立てるイメージですかね。
タンの隙間も忘れずしっかり掻き出します。ここは汚れが溜まりやすい部分なのでしっかりブラシをかけます。
こういう汚れが挟まり易い所も注意です。
ウェルト(靴本体と靴底を繋いでいる部分)もブラシの角を使ってしっかり掻き出す。
色あせ部分を補色
次にリキッドタイプの補色剤を使って部分的に色あせている所を補色していきます。
先端がスポンジになっていてポンポン押し付けながら色を付けていきます。
つま先は色落ちし易いので入念に。
スプレータイプの補色剤もあるんですが色が飛散するためマスキングする必要が出てくるので、こういうリキッドタイプの方がスポットで塗れて扱い易いです。
はいこんな感じになりました。乾くと色が馴染んでくるので心配はありません。
タン(ベロ)部分は汚れ落としのローションで
WOLY→M.モゥブレィに商品が置き換わってるみたいですね。ネットで調べても出てこないので何で?って思ってたら日本販売終了のようです。M.モゥブレィになっても内容量も値段ほとんど変わらないので心配ないと思います。
これをクリーニングクロスに適量付けて
タンを磨いていきます。
紐で擦れる所なのでしっかり塗ります。伸びがいいので薄くクリームを付けるだけで大丈夫です。
隙間も見逃さずに。自分はあまりマメな性格ではないので… こういうとこで人間性が分かりますよねw。せっかく自分に気付いたのでしっかりやろーっと。
艶が出て来ていい感じです。
擦れて色落ちしてる所をもうちょっと丁寧に磨いてみます。
徐々に仕上がってきました。
再度全体をブラッシング
一通りメンテしてきたのでここで再び毛並みを整えていきます。全体に色を馴染ませるイメージでブラッシングします。汚れを落とすときも全体を整えるときもそうなんですが面積の大きい固めのブラシを使うと作業がはかどります。
毛の流れを統一して内からめくり上げる様に起毛させます。
ブラシの弾力を使って毛を起こすように跳ねさせましょうw シャリシャリして気持ちいいですよ。
仕上げの栄養・防水スプレー
これを全体にまんべんなくスプレーします。栄養剤にもいろいろあってブーツの種類に合ったものを使用します。今回はスウェード用のを使います。
写真は屋内ですが使うときは屋外で使用しましょう。床につくと滑るので家の中で使用するのはおすすめしません。ブーツからしっかり距離を取って全体に降りかかるようにスプレーしましょう。
全体的に降りかかって毛色が濃くなり艶が出ました✨
いい感じ☝☝ 仕上げのスプレーをするとき自分はブーツの内側にもわざとスプレーがかかるようにしています。インナーにも栄養が必要なため。後で内側をウエスで乾拭きして余分な脂を拭き取るようにすればOKです。
後ろもしっかり振り掛けます。
付属する革紐もローションを使って汚れ落とし&栄養塗付。
ローションを含ませた布に挟んで引っ張っていきます。ローションを付け過ぎず拭き残しがないように。
仕上げのブラッシング
ブラッシングの前に紐を通しましょう。
そして仕上げはホワイトブラシで。仕上げ専用の綺麗なブラシを用意しておくといいです。ここでも毛並みを整えることを意識してブラッシングします。栄養剤や防水効果が全体に行き渡るようにしましょう。
完成!!メンテ&クリーニング終了!!
我ながらいい感じに仕上がったと思います。ソールにも白さが甦ってる☝☝
まとめ
今回はソールの汚れ落としを中心にやってみました。クレンザー、激落ちくん、ネイル落としを使いましたが、家庭にある普段使いのアイテムでいろいろ工夫できるのでとても面白いと思いました。ブーツのメンテナンスをしていると落ち着くんですよね(*´Д`)
いい趣味だと思います。
皆様も是非試してみて下さいな🤟